2026/01/08 09:47
2026年1月11日、映画「グランメゾン・パリ」が日曜劇場で地上波初放送。
それにちなみある仮説を検証する。
それは「木村拓哉は市場関係者だったのかも」説である。
セリ(競り)と言う言葉をご存知でしょうか。
皆さんは商品を購入する場合。
提示された値段を確認すれば、その代金を値札の金額通りに支払っているはず。
「高い」や「安い」と感じたとして、基準もなく曖昧に精算を済ませてしまいます。
商品取引では値段や価値は誰が決めているのでしょう。
もし仮に、商品の値段(価値)を自分で決められるならどうしますか。
今日はそんなお話。
こんにちは、大阪の鯨屋、奥野水産4代目:奥野良二です。
中央卸売市場では定刻になると、全国一斉に同時セリ(競り)が始まります。
毎日、荷揚げされた商品を仲卸業者が下見し、公開買い付けします。
振り鈴を合図に取引開始、多くの仲卸業者が競争で値段をつけていきます。
売り手側(卸業者)のセリ人が呼び掛け、買い手側が価格を競り上げて応札していきます。
そして参加者の中で一番「高値」を付けた業者が落札する仕組みがセリ(競り)です。
公正かつ効果的な売買取引の確保を目的とするしくみ。
競り上がる値段を大声でテンポ良く知らせ、仲卸業者が手で入札金額を示す「手やり」数字をセリ人が識別して次の高値の応札業者が無いかを待ちます。
「手やり」数字とは
手の形で1~9迄の数字を片手で表す手法(手振り)。
いわゆる取引符丁でありその業界で使われる独特の手法、同じ業界でも地域によって違う。
オークションに似ていますが、その間わずか数秒の非常に短い時間に行われます。
落札すると直ぐ次の商品がセリ(競り)に掛かるので、瞬時に算定基準の評価修正が必要。
この後の相場がどうなるか慎重に読み、冷静を保ち落札時の周囲の表情を見逃さない。
セリ(競り)は仲卸業者の目利きと度胸が試されます。
セリ人の掛け声と周りの雰囲気に飲まれると釣られてしまいます。
相手が自分と同じ評価をしているか。(かけ離れず入札価格に追従しているか)
相手は本当に欲しいのか、邪魔や冷やかしなのか。(値上げ幅の刻み方、振れ幅の大きさ等)
わずか数秒で判断し、場の空気を読み、「伸るか反るか」を見極めます。
それら全てが自己責任で、毎日が真剣に博打を打つ緊張感です。
公平・公正を期す同時一斉セリの為、やり直しや金額の訂正は受付けられません。
金額を間違えたとしても、必ず決済しなくてはなりません。
※ダチョウ倶楽部の鉄板ネタ、取合った末に譲る。
「どうぞ、どうぞ」の流れで、ババを掴かまされる事も。
大阪では「マグロ」と「ちりめんじゃこ」しか、セリ(競り)されていません。
こんな私でも毎日、「ちりめんじゃこ」のセリに参加しています。

ちなみに、
2026年の初セリ(競り)で今年の「一番マグロ」青森県大間産が5億1030万円で「すしざんまい」が落札。
恐らく私がそのセリ(競り)に参加していたら、「何してくれてんねん!」「その値で買ったら商売ならへん!」と言っているかも。
すしざんまいの社長は、「頼むから、これ以上ついて来ないでくれ」と内心思っているかも。
お互いの思惑を表情に出さないで淡々とセリ(競り)をこなし、懐事情も察知してセリ(競り)に臨む。
どうですか?皆さん。
欲しい物を安く買うのでは無く。
欲しいものは(他の買付人より)値を張り込んで高く買う。
何だか皆さんからは不思議に感じるかもしれません。
それでは、セリ(競り)売りと言う仕組みを理解して頂いたので。
次回の話は、私達が使う「手やり」数字とは、そして「手やり」数字が木村拓哉(キムタク)とそして新たに発覚。
福山雅治にもどう関係しているのかをある仮説を立てて証明致します。
フフフ。実に面白い。