2025/01/30 10:26

こんにちは大阪の鯨屋、奥野水産4代目:奥野良二です。

当社が納入する教育委員会の8割が、3学期の1月に献立で鯨肉を使用します。

しかも、124日~30に使用が集中します。


その期間が「給食週間」だからです。



「給食法」の理念を掲げ、「食育」を目的に、各教育委員会が取り組み実施する期間。


 今では大阪府の3分の2の地域、京都府、兵庫県の一部で、毎年「鯨肉」献立が実施されています。


「鯨肉」献立が復活し23年が経過。


残念ながら未だ、大阪府下全域での使用は実現出来ていません。

 

しかし、このタイミングで「鯨肉を使ってみたい」と新たに声を掛けて頂く事も度々あり。

毎年、当番制で給食週間を担当する栄養士さんから、「子供達に是非」と連絡頂きます。

 

「地産地消」、「アニマルウェルフェア」、「日本の食文化」、「SDGsへの取り組み」、「固有の

栄養成分」、「食への敬意」「食料資源問題」「畜産業の環境破壊」「海のジビエ」

等、子供達に教えたいテーマはそれぞれです。


 「鯨肉」が上記の全ての項目で、子供達の「生きた教材」になる事はご存知でしょうか。


連絡頂いた担当栄養士さんに、その旨伝えますとかなり衝撃を受けられます。

児童向け資料作成にデータ・資料の提供等、当社もお手伝いしたく各種ご用意しています。

他市当村の実績と過去の取組み等も準備しております。

 

1月」は当社にとって、それまでに繋がらなかった教育委員会と新しく出会う貴重な時期と言えます。


子供達の素直に「美味しい」と言う反応に驚かれ、「なぜもっと早く使わなかったのか」と多くの反響を頂きます。

 

但し、お願いするならば。


「生まれて初めての鯨肉の食体験」は子供達にも、非常に「貴重で感情豊かな思い出」の体験に

違いありません。


日本古来の食文化の継承には「継続した(鯨肉の)食体験」が不可欠です。


どうか、給食週間の使用後も当番制のイベントではなく、教育委員会全体で「鯨肉」使用に

取り組み頂く事を切にお願い申し上げます。