2024/04/08 08:58

ご存じですか?「鯨フェス:大阪」の目的を!

 2023215日、ヒルトン大阪5階で「鯨フェス」が開催。

当日会場では、和洋中の色々なジャンルでアレンジされた「鯨の料理」が振舞われた。

「鯨の料理」の新しいメニューの開発と提案が、飲食店業界の消費を促すと考えたイベントなのです。

ジャンルの違う料理の味付けや風味の違いをアピールする目的の他、使用頻度の多い「赤身」以外で、一般によく知られていない鯨の部位

を使った新メニューが、それぞれの分野に融合するよう工夫され、飲食店の特徴として活用できるようにレシピ化されている。

 

当日は全国の鯨関連の加工業者も揃い、自社の商品を出品展示しその中の数点が「鯨の自動販売機」の商品ラインナップに組み込まれた。

 その点では、加工業者もメニュー作りには一役かっているのだ。

 

フェスは「鯨の新メニュー」で、飲食店での消費増加を目的にし、「鯨の自動販売機」で直に消費者へプロモートした。

 

鯨肉はもはや、「家で食べる」と言うよりは、その流通・消費量からすっかり「食べに行く」ものに成り代わった。

 

日本が掲げる、「商業捕鯨」の目的は「持続可能な食料資源の有効活用」である。


鯨食文化の普及から多少ブレているようには見えても、実際の流通量では「食べる事が出来る場所(お店)の提供」「マニアの好奇心を

掻き立て、発見の多い(鯨の)商品」に業界を仕立てあげる事が最優先に思えなくもない。

折角の策が実る事を祈る。

 

3代目奥野つる子さん、一言どうぞ!

「鯨は昔から捨てるところ無く色々な部位が美味しく食べれる事、知ってるやろ!」

「こんなん、昔からある料理の味だけ変えただけやん!」


(当日会場で振舞われた料理、私は大変美味しゅうございました。味変にも皆さんの創意と工夫リスペクトです。)

 

「鯨フェス」のもう一つの目玉。

新捕鯨船の母艦の設計図が公表され、建造されることはまた別のお話で。