こんにちは！大阪の鯨屋、奥野水産4代目奥野良二です。

ここ、大阪市東部中央卸売市場は東住吉区ですが、生野区と信号一つ挟んで隣接しています。

私と商売でもお付き合いがあり、30年以上も通い続けている焼肉店。

「カルビハウス」があります。

そこのママさんの生野区民らしい粗削りの名言。

「生野区は石投げたら、焼肉屋に当たるくらい焼肉屋があるわ！」

昔はアンミカに似ていたかも？と錯覚させる様な「カルビハウス」のママが語ります。

（ママ、危ないから石はやめましょう。笑）

そうママが例え話に挙げる程、、、、

コリアンタウンも近くにあり数多くの焼肉店がひしめいています。

「うちは焼肉やったら、毎日でも食べられる自信あるわ」

私が家族と食事でお店を訪ねた時、テーブル横でママが私に言ってました。

「社長、そういえばあんた！鯨屋なのね？」

「ママ、鯨を焼肉みたいに味付けして」

「新しく焼肉風にアレンジ出来ないかな？」

（味付けのアドバイスが欲しいです）

「あんた！鯨は人間が食べるもん違うでしょ」

（ママ、もう少しオブラートに包んで発言しましょう）

「あんなん、私よう食べへんわ」

（鯨屋の前で言うセリフじゃないです）

30年以上通う、「カルビハウス」のママの語録であり、ママに一切の悪意は無い。

（そう思いたい）

最近では「カルビハウスのキムチ屋さん」も始め、チャンジャが秀逸である。

「焼肉は毎日、OK牧場」

そう豪語してやまない焼肉店のママに一つだけ、鯨屋の私が優越感を持って話せる事があります。

以前では焼肉店の看板メニュー「牛肉のユッケ」が現在、日本では提供が出来なくなっている事だ。

それが？鯨屋と何の関係があるのだと言われれば、それがあるのだと声を高らかに揚げて言いたい。

実は鯨肉の赤身でなら「鯨肉のユッケ」が作れるのだ。

鯨ユッケのレシピ

鯨肉の赤身は生鮮品のお刺身の部類で、魚のお刺身と同じ扱いになる。

馬刺しの様に畜産物の扱いで無くなります。

鯨肉でユッケを作る場合は、市販のミンチ状に加工された製品ではなく、生食用の鯨肉の赤身をお買い求め頂き、ご自宅で細く切りそろえ

て作られることをお勧めいたします。

関西ではスーパーコノミヤ全店及びスーパー玉出全店にて、奥野水産のお刺身用鯨肉の赤身が販売されておりますので是非とも、お買い求

め下さります様お願い致します。（笑）

鯨ユッケの食べ方

鯨肉のお刺身用赤身は臭みもなく、醤油、生姜、卵黄で食べられると最高で格別です。

我が家は九州の甘い刺身醤油を使用しますが、なければ少しごま油、ちょいにんにくを入れるともう昔懐かしの「（牛肉の）ユッケ」その

ものです。

私は折角の鯨の風味が無くなるのが嫌で、ゴマ油とにんにくは控えています。

超簡単にアレンジで、焼肉のたれと卵黄と混ぜ、ナムルと合わせたら、ユッケビビンバ！

皆様に、至福の時間をプレゼント間違いなしです。

どうですか？皆さん究極の簡単レシピ、スーパーコノミヤ全店かスーパー玉出全店に奥野水産の鯨の赤身を是非、買いに行きましょう。

最後に一言。

焼肉を毎日食べられるママ、でもユッケが食べたいなら鯨肉も一度食べて見てください。

たまに、こんな話もいかがでしょうか？